テクノロジー
製品
リソース
会社
日本語
テクノロジー
製品
ブログ
リソース
会社

自律的Cyber AIのスケーラビリティがArrow McLaren SPを保護

Justin Fier, Director of Cyber Intelligence & Analytics, Darktrace | Nick Snyder, Performance Director, Arrow McLaren SP | 2021年5月26日水曜日

Formula 1 と NTT INDYCAR Series という最高レベルの大会の双方で戦うという野心をもったチームが現れたのは何十年ぶりのことです。なぜ彼らはそうしたのでしょうか?目まぐるしい日程、タイトなスケジュール、勝利と敗北を分けるギリギリの差、これらを考えれば1シリーズだけでも大変過ぎる離れ業です。まして双方に参戦するには大陸を超えたコラボレーション、クリエイティビティ、あらゆる局面でのイノベーションが必要になります。

困難に怯むことなく、逆にMcLarenは双方のシリーズに同時参戦することのユニークな利点を活かそうとしたのです。Arrow McLaren SPはMcLaren Racingとの戦略的パートナーシップにより、日々英国のMcLaren Technology Centreと協調して、車のテレメトリー、オンボードビデオおよびオーディオファイル、タイムおよびスコア情報、車のセットアップ、レポートなどのデータを収集し共有しています。

このクリティカルかつきわめて機密性の高いデータの安全確保はAMSPのパフォーマンスにとって最も重要な要素であり、DarktraceのAIを使ったMcLaren F1のクラウド、Eメール、ネットワーク環境の保護に成功した後、AMSPは最近このカバレッジを米国にもシームレスに拡張することを発表しました。

適応型でスケーラブルなAIが成功を導く

Darktraceの自律型Cyber AIはMcLaren F1チームを2020年初めから保護してきました。COVID-19に伴う状況により多くの従業員が在宅勤務を強いられるというデジタル環境の根本的な変化の時期に、彼らのワークフォースと重要なシステムを守ってきたのです。この時期、同社はビデオ会議やファイル共有を含めたクラウドコラボレーションプラットフォームへの依存が高まりました。

Cyber AIテクノロジーはこの予想もしなかった変化に適応し、彼らのダイナミックに分散したワークフォースを狙った新種の高度な攻撃からMcLaren F1 チームを保護しました。設定済みのルールやプレイブックに縛られた従来のツールは設定を変更する必要がありましたが、自己学習型アプローチはMcLarenのEメールシステム、クラウドサービス、ネットワークトラフィックを継続的に保護し、多忙なセキュリティチームによるメンテナンスの必要はほぼありませんでした。

そして、AIテクノロジーは再び試されることになりました。McLarenはDarktraceのAIテクノロジーを、Arrow McLaren SPとMTCの間を行き来する大量の機密データの保護にも適用したのです。

Autonomous Responseによりマシンスピードのランサムウェアに対応

ランサムウェア攻撃の波がサイバーセキュリティ分野に新たな問題をもたらす中で、AMSPはこれらのマシンスピードの攻撃を阻止する基盤となるテクノロジーを採用しています。Autonomous Responseにより、Darktraceは発生した脅威を検知するだけでなくリアルタイムで対処し、人間のチームが指一本動かすことなく、進行中の攻撃を阻止することができます。

この対処はピンポイントかつ相応的です。悪意あるアクティビティだけを封じ込め、通常の処理は続けることができます。これはAMSPチームにとってきわめて重要な能力となるでしょう。不必要なダウンタイムが少しでも発生すれば正しいデータに適切なタイミングでアクセスする能力が損なわれ、最終的にレース当日のパフォーマンスに影響します。

Darktraceの自律的Cyber AIがF1とINDYCAR双方のチームを保護することにより、異なるタイムゾーンに渡るリアルタイムの保護およびAutonomous ResponseによりMcLarenの人的ITリソースが補完され、彼らの必要とする24時間週7日の監視体制が提供されます。

インディ500:最もタフなテスト

AMSPにとって5月は忙しくまた重要な時期です。第105回インディアナポリス500マイルレース(予選2日間および決勝)が観客数を135,000人に減らして実施されるからです。ITチームは一時的なコースサイドのデータセンターを準備するのに忙しく、またデータセンターとMTCの間でやり取りされるデータの量は膨大なものになっていきます。

さまざまなデータを収集、整理して2つのハブの間で安全に送受信しなければなりません。この転送速度は絶対的に重要です。分析のスピードとリアルタイムの判断がレースのパフォーマンスにとって決定的だからです。AMSPのエンジニアリングチームとMcLarenのエンジニアリングチームは数千マイル離れていながら、互いに隣り合って座っているように作業します。

さらに、データファイルにはきわめて大きなものが含まれ、すべてのファイルがサイズに関係なく、可能な限り迅速に転送およびダウンロードできるためには信頼性の高い接続が鍵となります。コースサイドで収集されたデータに欠損があれば、AMSPはコース上のセッションを正確に再現できなくなります。

このような状況からインディアナポリスと英国両方の現場のセキュリティ担当者は非常に忙しくなります。機密性が高いデータの安全かつ安定したやりとりにAIを活用することで、AMSPのITチームはセキュリティインシデントが発生してから後手後手の対応を迫られるのではなく、積極的な体制を維持することができます。

Cyber AIで未来に立ち向かう

AMSPはINDYCARのチーム中でも特殊な存在です。これほど大量のデータを、これほど頻繁に、またこれほど遠距離で送受信するチームは他にありません。DarktraceのCyber AIテクノロジーはAMSPのコースサイドのエンジニアリングチーム、データ送信プロセスおよびクラウドインフラを、ますます厳しさを増すサイバー脅威環境から守っています。

Darktraceを使って機密データおよびデジタルアセットを守り保護することは、AMSPの週末レースへの取り組み全体をセキュアにする上で不可欠なものとなるでしょう。McLaren RacingとArrow McLaren SPのコラボレーションがコース上の成功を後押しする一方、DarktraceのAutonomous Responseによる的を絞ったアクションは、異なるタイムゾーンに渡って24時間、どのような脅威が待ち構えていようとも両者の技術的パートナーシップを保護します。

Justin Fier

Justin is one of the US’s leading cyber intelligence experts, and holds the position of Director for Cyber Intelligence & Analytics at Darktrace. His insights on cyber security and artificial intelligence have been widely reported in leading media outlets, including the Wall Street Journal, CNN, The Washington Post, and VICELAND. With over 10 years’ experience in cyber defense, Justin has supported various elements in the US intelligence community, holding mission-critical security roles with Lockheed Martin, Northrop Grumman Mission Systems and Abraxas. Justin is also a highly-skilled technical specialist, and works with Darktrace’s strategic global customers on threat analysis, defensive cyber operations, protecting IoT, and machine learning.

Nick Snyder

Nick Snyder has been with Arrow McLaren SP for more than 10 years and is an essential part of AMSP’s competition and trackside engineering teams. Beginning in 2011, Nick has worked his way up the ladder at Arrow McLaren SP, assuming his current role as Performance Director in November 2019. In his role, Nick has oversight to AMSP’s engineering group and the team’s entire digital footprint at each INDYCAR race event.